児童文学と朝鮮

仲村修・韓丘庸・しかたしん
児童文学と朝鮮

ISBN978-4-906460-55-7
A5 216頁   1100円+税
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1989年2月発行

▽目次

発行にさいして
■第一部 セミナー「児童文学と朝鮮」
○第1章 児童文学と朝鮮 仲村修
はじめに
朝鮮児童文学との出会い
『季刊メアリ』の創刊
解放以前の朝鮮児童文学
南北分断後の流れ
朝鮮児童文学の先駆者、方定煥
児童雑誌『オリニ』と「セクトン会」
『半月』を作詞、作曲した尹克栄
創作児童文学の先駆者、馬海松
鄭寅燮と李周洪
李元寿、十五歳で『故郷の春』を発表
童謡ひとすじの尹石重
越南した作家たち
民話研究の孫東仁と反体制作家・李五徳
『赤毛のアン』を紹介した申智植
『韓国現代児童文学史』の李在徹
童話作家夫婦、金耀曼と李寧煕
共和国で活躍した作家たち
児童雑誌あれこれ
朝鮮を書く日本の作家たち
出でよ.日本人翻訳者
児童文学の交流に努力を
三十年先、四十年先を見こして
○第二章 在日朝鮮児童文学を語る 韓丘庸
はじめに
解放前の在日朝鮮児童文学
民族教育からのスタート
南北分断後の流れ
「在日朝鮮人文学」の定義
成人文学作家による児童文学
「文芸同」の結成
新しい生き方を目ざす創作活動
本格的な動きは七〇年代後半から
民話と絵本について
日記、手記、ノンフィクション
なぜ日本人翻訳者が育たないか
朝鮮文学では飯が食えない
第三世代の書き手たち
日本の文壇で活動する二、三世作家
前向きに闘う在日朝鮮児童文学
 《質問と答え》
社会状況の変化と在日朝鮮児童文学
韓国ブームでも実情は変わらない
地味な活動を拾いあげる作業を
日本人作家が書く「朝鮮」
あいまいな戦後処理のツケ
精神的に貧困な日本の出版状況
引き揚げ作家たちの朝鮮観
在日朝鮮人社会は日本人には書けない
民族性の風化と在日朝鮮児童文芋
「在日を生きる」をテーマとして
少ない在日朝鮮人の童画作家
○第三章 童話作家からみた朝鮮
はじめに
四十年たってから書けた『国境』
京城で迎えた八月十五日
朝鮮解放を喜ぶデモ行進
「ここはお前のいる場所ではない」
植民地の日本人の意識
「おれは違うぞ」という思いこみ
朝鮮人強制連行を目撃
人生の原点となった朝鮮解放の体験
アメリカ軍の仁川上陸に立ちあう
祖国日本への引き揚げ
食い物のある九州へ
日本人の中で疎外感に悩む
おれは何者なんだろう
『お蘭と竜太』で書いたこと
『国境』を書く決意
なぜモンゴル人を登場させたか
歴史の本に登場しなかったノモン(ン事件
日木はアジアで何をしたか
民族と民族とが協力し合える道
<質問と答え>
史実と架空リアリズム
権力階級の精神構造を身近に見る
植民地文学の書き方
児童文学と対象年齢
劇画を挿し絵に使うこと
『むくげと9600』
『四方文庫』について
児童文学の衰退と物語性の回復
痛みをもって歴史を教える

■第二部「児童文学と朝鮮」資料
朝鮮をあつかった児童文学作品リスト 『オリニの会』編
在日朝鮮人文学の中の児童文学年譜 韓丘庸編

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