天皇制を考える市民講座2024年4月16日

万博は帝国主義と植民地主義の原点

日 時:2024年4月16日(火) 午後6時半から
場 所:神戸学生青年センターウエスト100・ホール(阪急六甲駅下車、南西徒歩1分)TEL078-891-3018
参加費:700円

講 師:原口剛(神戸大学准教授)さん
    専門は地理学。著書「叫びの都市 寄せ場、釜ヶ崎、流動的下層労働者」(洛北出版)、 
    共著「反東京オリンピック宣言」(航思社)など


2025年4月から大阪湾の埋立地・夢洲で関西万博を開催しようとしています。
万博は多額の税金を投入し、半年だけ開催して撤去するという一時的、一過性のイベントです。経済波及効果があるといわれますが、土建プロジェクト・大手ゼネコンがもうかるだけの話で「建設プロジェクトの暴走」にほかなりません。
まして今回の万博会場は、大阪湾の海の環境を破壊して造った、産業廃棄物埋め立てによる人工島です。軟弱かつ悪質な地盤に会場施設を建てるという無理を押し通し、建設費は倍増し税負担を増やしています。維新の会が旗振り役で政府や資本が強行する本当の目的は「産廃埋立地」にカジノを含む統合リゾート施設を建設することにあり、インフラである道路や鉄道建設を進めるため「万博開催」することが明らかです。
ところで万博の歴史は1851年のロンドン万博以来、資本主義の商品・消費文化を広告し、大衆娯楽を広めると同時に、帝国主義のプロパガンダとしての役割を果たしてきました。1903年に天王寺公園一帯で開催された内国勧業博覧会では、「学術人類館」に日本が侵略支配したアイヌ、琉球、朝鮮、台湾等の民族を「見世物」として展示し、帝国主義と植民地主義を露わにしました。今回の講座で万博の原点を洗い出します。

チラシはこちら

共催 はんてんの会(兵庫反天皇制連続講座)
   神戸学生青年センター

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