天皇制を考える市民講座

「豊かな海づくり」の欺瞞」-天皇行事でふりまく「海づくり」を問う—

日時2022年4月23日(土)午後1時半から
会場 神戸学生青年センター ウエスト100 ホール
(阪急六甲駅下車、南西徒歩2分) TEL078-891-3018
参加費 700円 
チラシはこちら

講師 湯浅一郎さん(環瀬戸内海会議 共同代表)1949年東京都生。東北大学理学部、大学院修士修了。
理学博士(海洋物理学、海洋環境)。中国工業技術試験所(旧通産省)で瀬戸内海の環境汚染問題に取組む。同時に女川原発、芸南火電、松枯れ農薬空中散布、海洋開発など公害反対運動に関わる。 1984年核トマホーク配備反対を契機に、ピースリンク広島・呉・岩国や核兵器廃絶をめざすヒロシマの会に参加。 2008年NPO法人ピースデボ代表。  

本年11月13日、明石市で「第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会」が開催されます。「大会」は「漁業の推進と水産業の振興」を目指しており、兵庫県基本構想は「各地で放流種苗の施設整備や技術向上に努め栽培漁業を推進し、漁場整備や資源管理など豊かな海づくりの取組を推進してきた」と述べます。
 しかし今、明石の漁業は危機にあります。明石名物のタコは昨年史上最悪の不漁となり、春の名物イカナゴも5年間ほとんど獲れず壊滅状況で、全国1、2位を争う特産物ノリは5年間漸減状態でありしかも色落ち被害で価格が低迷しています。
天皇は「全国大会」で自治体が進める「海づくり」を称賛するだけで、漁業者が何に困っており漁業の何が問題であるかは全く語りません。漁業の危機と根本問題を隠ぺいしています。天皇にとって全国巡行行事への出席とは、天皇の威光を全国に示し自らの足跡をその地に残すことです。
行事への参加者は天皇行事を通じて、天皇を称え自らが臣民=天皇の赤子であるとすり込まれます。
私たちはこの「全国大会」を通じて、天皇の役割を批判し、漁業危機の根本原因は何であるかを明らかにしたいと思います。皆さんの参加を呼びかけます。

共催 はんてんの会(兵庫反天皇制連続講座)
   神戸学生青年センター
連絡先(〒657-0051 神戸市灘区八幡町4-9-22 神戸学生青年センター・気付)

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