賀川豊彦の全体像

賀川豊彦の全体像

山口光朔・笠原芳光・内田政秀・佐治孝典・土肥昭夫
賀川豊彦の全体像

ISBN978-4-906460-52-6
A5 180頁   1400円+税

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1988年12月発行

▽目次

第一章賀川豊彦の人物像 山口光朔
多彩なるキリスト者
平和主義者としての賀川豊彦
社会事業家、賀川豊彦
幼年時代の肉親との別れ
伝道者を志す学生時代
スラムにはいる
アメリカ留学
「友愛会」と労働組合運動
関西における友愛会の発展
労働者の四大権利を要求
「国際労働九原則」と普選運動
賀川イズムの衰退
『死線をこえて』ベストセラーに
評価される協同組合運動
賀川イズムへの批判
戦時中に教会合同を推進
スラム体験からでた労働者観
パンの自由をもとめて
人類愛に基づく労働運動
無抵抗主義の敗北
ユニークなものの見方
おわりに

第二章 賀川豊彦の文学 笠原芳光
はじめに
大正という時代
広がりを見せた社会主義
第二次宗教ブームの時代
カリスマ的人物の登場した時代
『死線を越えて』の文学的系列
賀川豊彦の略歴
近代日本の巨人の一人
差別的体質と差別表現
賀川豊彦の文学作品
『死線を越えて』のテーマ
『キリスト』におけるイエス像
SF的風刺小説『空中征服』
少年小説『南風に競うもの』
与謝野晶子賞賛の詩集『涙の二等分』
歌集『銀色の泥濘』
賀川文学に対する評価
大宅壮一の賀川豊彦論
宗教性を持った文学とは何か
<質問と答え>

第三章 賀川豊彦の宗教思想 内田政秀
はじめに
『貧民心理の研究』の楽天的見方
人間は無限に進歩するという考え
夏目漱石との比較
倫理的段階を超えるもの
被差別部落をどうみていたか
部落解放より「貧民救済」が主眼
社会進化論的な考え
罪についての考え
宇宙悪の問題
賀川豊彦の二元論
「世の力」としての悪の問題
希望を奪いとる差別
根本的な人間性の復活
「憎悪の福音」の影響
賀川批判とわれわれの課題
おわりに

第四章 賀川豊彦と社会運動 佐治孝典
はじめに
賀川豊彦の社会活動
大正期の社会状況
救貧運動から労働運動へ
友愛会での活躍
労働運動へのかかわり方
労働者イエス観
労働者崇拝論
労働組合至上論
階級闘争観
理念先行の「相互扶助」
教育手段としてのストライキ観
社会主義観
非暴力の無抵抗主義
友愛会内部の思想対立
三菱・川崎両造船所の争議
工場管理宣言
争議の惨敗
「空想の子」
パイオニア・賀川豊彦
社会的・実践的キリスト者
詩的想念の人
民衆の伝道者
賀川豊彦に見えなかったもの
生誕百年記念の意味
賀川豊彦を超えて

第五章 賀川豊彦の部落差別とキリスト教伝道 土肥昭夫
はじめに
新川移住の動機
『貧民心理の研究』
差別意識の構造
『精神運動と社会運動』
「水平社」との関係
熱情的な福音伝道者
「神の国運動」
賀川の大衆電動と教会のずれ
「新日本建設キリスト運動」
戦争責任問題
賀川豊彦のキリスト教理解
おわりに

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