[朝鮮史セミナー] 村山知義と朝鮮、そして宝塚歌劇団

講師:兵庫朝鮮関係研究会会員 高龍弘さん
日時:2024年5月30日(木)午後6時半
会場:神戸学生青年センターウエスト100
 TEL 078-891-3018
(阪急六甲駅下車、線路南を西へ100メートル)
参加費:1000円 (当日会場でお支払いください)

チラシはこちら

 村山 知義(むらやま ともよし、1901~1977)は、小説家、画家、デザイナー、劇作家、演出家、舞台装置家、ダンサー、建築家と多才な人物です。戦前プロレタリア芸術運動にかかわり投獄もされています。村山は、春香伝を企画・上演するなど朝鮮と深い関係をもち、宝塚歌劇団(1914~)にも影響を与えています。
 兵庫朝鮮関係研究会(兵朝研)は、ことし2月、8冊目の本として『秘録・在日コリアンヒストリー―戦後の民族組織結成から芸能・タカラヅカまで』(明石書店)を出版しました。この本は、「100年をこえる歴史のなかで在日コリアンは、戦前、戦後日本にどのような遺産を残したか。解放後の民族団体結成にまつわる秘話、商工人による民族団体への寄与、舞台芸術への朝鮮文化の影響、在日と南北をつなぐ芸能、多方面にわたる生の軌跡と民族の誇りを紹介する」(明石書店ホームページより)ものです。
 在日本朝鮮人連盟兵庫県本部の結成と活動、丹波篠山市在日コリアン足跡等銘板の報告[徐根植]、愛の絆に生きる人――在日韓国人としての小浪義明[金勇秀]、淑香伝戯曲―村山知義と朝鮮、そして宝塚歌劇団[高龍弘]、キム・ヨンジャ―世界に羽ばたく不死鳥伝説[高祐二]などが収録されています。
 今回、高龍弘さんをお招きして「村山知義と朝鮮、そして宝塚歌劇団」をテーマに講演していただきます。

(兵朝研の紹介:1983年、兵庫の在日朝鮮人史を研究するために金慶海、洪祥進、徐根植が設立。兵庫県における在日コリアンの歴史を調査研究し書籍等に記録に残すことをめざしている。会員の思想、信仰、所属団体は問わない。月例の研究会を開き会報『兵朝研』を発行。著書に、『地下工場と朝鮮人強制連行』(1990)、『在日朝鮮人90年の軌跡―続・兵庫と朝鮮人―』(1993)、『近代の朝鮮と兵庫』(2003)、『兵庫の大震災と在日韓国・朝鮮人』(2009)、『在日韓国・朝鮮人の歴史と現在』(2013)。他に『兵庫と朝鮮人―祖国解放40周年を記念して』(1985)、『鉱山と朝鮮人強制連行』(1987)。金慶海、金英達以外の会員の著書に、鄭鴻永『歌劇の街のもうひとつの歴史―宝塚と朝鮮人』(1997)、徐根植『鉄路に響く鉄道工夫アリラン―山陰線工事と朝鮮人労働者』(2012)、高祐二『在日コリアンの戦後史―神戸の闇市を駆け抜けた文東建の見果てぬ夢』(2014)などがある。)


主催:神戸学生青年センター
〒657-0051 神戸市灘区八幡町4-9-22
TEL 078-891-3018 FAX 078-891-3019
ホームページ https://ksyc.jp/
e-mail hida@ksyc.jp

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