[食料環境セミナー] 2024年1月~3月

「今、なぜ、有機農業が注目されているのか?―コウノトリが教えてくれたもの」

2024年1月20日(土)午後1時30分~3時
兵庫県立農林水産技術総合センター次長/兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科客員准教授 西村 いつきさん

農薬使用の拡大で水田にいる餌の生き物が減り、国内の野生コウノトリは1971年に絶滅しました。当時、指導員として02年から豊岡市で野生復帰を目指し、6人の地元農家とともに「コウノトリ育む農法」を確立されました。2005年にその農法が確立するまでの試行錯誤を、兵庫県の有機農業の現状と共にお話いただきます。
04年/知事賞 07年/日本農業普及学会功労賞 09年/関西財界セミナー「輝く女性賞」を受賞

「有機農業でつながり、地域に寄り添って暮らす―岐阜県白川町ゆうきハートネットの歩み」

2024年2月17日(土)午後1時30分~3時 
西尾フォレストファーム 代表 西尾 勝治さん

岐阜県白川町は町面積の8~9割が森林の町で、消滅可能都市と報告されることもありました。その典型的な山間地域に2007年から2021年までの間に、18戸50名の有機農業の就農者(移住)を受け入れています。ほとんどが青年Ⅰターン者とその家族です。移住先は白川町で先行して有機農業が営まれた地域です。地形は急峻で農業・農村の規模が小さく活性化は図られない特性をいかし、環境と共生する有機農業に活路を見出していました。1989年に有機農業の技術研修と交流を目的として「ゆうきハートネット」が立ち上げられました。その後名古屋市を中心とする都市の消費者との交流、連携が広がり次第に活動の幅が広がっていきます。地域に寄り添い活性化させてきたお話が楽しみです。

「トリチウムによる内部被ばくの危険性」 Zoom講演

2024年3月16日(土)午後1時30分~3時 
六ヶ所村の新しい風 共同代表 遠藤 順子さん

Zoom参加希望のみなさまへ

○Zoomでの参加希望者は、事前にメールでお申し込みください。
[件名:3/16食料環境セミナー参加希望]、本文に参加される方全員のお名前を記入いただき、info@ksyc.jpへ3/14までにご連絡ください。メールで当日参加のためのIDなどをお送りします。

○会場での参加希望者は当日センターのホールにてご参加ください

東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、青森県内の反核燃を中心とする市民団体「六ケ所村の新しい風」の共同代表として活動されている内科医です。トリチウムによる内部被ばくで健康をどう破壊していくか、その危険性について詳しくお話いただきます。また「放射線被ばくの争点」や「汚染水海洋放出の争点」などのご著書があり、中国による日本の水産物の全面輸入禁止になっている汚染水放出の問題についても解説していただきます。遠方のためZoomでのご講演になります。
日本核医学会PET核医学認定医、日本医師会認定産業医。現在は津軽保健生協・健生病院非常勤医師。
共著「放射線被ばくの争点」緑風出版2016、「汚染水海洋放出の争点」緑風出版2021 ほか。

チラシはこちら

●会場:神戸学生青年センターホール(ウェスト100、本館2階)
(阪急六甲下車徒歩2分、JR六甲道下車徒歩12分)
●参加費:1000円 
●主 催:公益財団法人 神戸学生青年センター 
〒657-0051 神戸市灘区八幡町4-9-22 
TEL 078-891-3018  FAX 078-891-3019
ホームページ https://ksyc.jp e-mail info@ksyc.jp

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