[食料環境セミナー]2016年1月~3月

「 自由化だ、電気を選ぼう! 」

2016年1月27日(水)午前10時30分~12時
 関西学院大学総合政策学部総合政策学科 教授 朴 勝俊さん
2016年4月から、日本でも電力市場自由化が始まります。アメリカやヨーロッパ、カナダなどでは当たり前になりつつある、さまざまな発電を自由に使用できる制度です。 自由化されると、供給を調整する卸売市場と、需要に応じて選んで買える小売市場ができ、値段が調整されるようになります。消費者は生活スタイルに合った電力契約ができます。少し割高かもしれませんが100%再エネで発電した電気を買うといったことも可能になります。さまざまな発電を自由な割合で使用できる、エネルギーの小売りの自由化の必要性を従来から述べてこられた朴勝俊先生のお話です。

 

「 食品ロースとフードバンク活動 」

2016年2月24日(水)午前10時30分~12時
認定特定非営利活動法人フードバンク関西 代表 浅葉 めぐみさん
まだ美味しく食べられるのに、廃棄されている食べ物がたくさんあります。その一方で、失業や病気、いろいろな理由で、その日の食べ物にも困っている人達が、たくさんいます。フードバンクは、企業などから寄贈された食品を、支援を必要とする人たちを支える福祉施設や団体に、分配する事業をしています。さらに「食のセーフティネット」として、行政の福祉関連窓口を通して、緊急食糧支援を必要とする個人や世帯に分配しています。もちろんすべて無償分配です。また新たに貧困にも負けず頑張っている子ども達の健やかな成長を応援する活動も始められた浅葉めぐみさんにお話を聞きます。

 

「東日本大震災から5年、福島の今」

2016年3月23日(水)午前10時30分~12時
福島大学行政政策学類 准教授 荒木田 岳さん
スピリッツ24号に掲載された雁屋哲の『美味しんぼ』(2014年)において、荒木田岳先生の「除染しても福島には住めない」という発言が取り沙汰されました。その他に前福島県双葉町長の井戸川克隆氏の「福島では同じ(鼻字が出る)症状の人が大勢いますよ。」という鼻血発言もあり、いずれも風評被害を助長するという批判を受け、発行元の小学館は、休載対応をとりました。福島では被災者間において、原発事故に起因する食べ物や健康に対する懸念について発言しにくい状況も生まれつつあると言われています。一つの時代が終わったとされる原発事故後の現状についてお話しいただきます。

 

●会場:神戸学生青年センターホール
(阪急六甲下車徒歩3分、JR六甲道下車徒歩15分)
●参加費:600円
※託児(無料)があります。必要な方は前々日までに予約してください。
●主 催 : (公財)神戸学生青年センター

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