「豊かな海づくり」の欺瞞
播磨灘・大阪湾の再生は可能か 海はきれいになりすぎたのか?
天皇行事でふりまく「海づくり」を問う
2022年10月29日(土)午後1時半から
会場 神戸学生青年センター・ウエスト100 ホール (阪急六甲駅下車、南西徒歩1分)TEL078-891-3018
参加費 700円
講師 末田一秀さん(環瀬戸内海会議副代表、反原発新聞編集長)
1957年大阪市生まれ。京大衛生工学科卒。大阪府の環境行政専門職員として働きながら、瀬戸内海の環境保全や反原発運動に取り組んできた。著書「関西電力 原発マネースキャンダル 利権構造が生み出した闇の真相」、共著「福島・柏崎刈羽の原発災害 生かされなかった警告」「原発ゴミは負の遺産 最終処分場のゆくえ」
本年11月13日、明石市で「第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会」が開催されます。
各都道府県が順番に開催する天皇参加行事で、兵庫県は全国2巡目(前回は1982年香住町)の最初を引き受けました。私たちは、この「大会」が天皇賛美行事であるとともに「豊かな海づくり」の名で国や県の行政施策の賛美し、過ちや失敗、根本的な問題を隠蔽する役割を果たしていると批判し、反対しています。
現在、播磨灘や大阪湾で特産のタコ、イカナゴ、ノリ漁業は危機的状況です。
今年4月、改正「瀬戸内法」が施行されました。水質規制をやりすぎて海水の栄養塩(チッソやリン)が不足し漁獲量が減ったので、改正法は下水処理場から放出する栄養塩を増やすといいます。
しかし漁獲量減少の原因は栄養塩不足だけなのか、もっと別の原因があるのではないか。
環境保全に取り組むNGO「環瀬戸内会議」は、「瀬戸内海は本当にきれいになったのか? 改正瀬戸内法を問う」講座を開催して、国の施策の欠陥を追及しています。
この状況に対して「大会」で天皇は何を語るのでしょうか。いつも当地の自治体が進める「海づくり」を称賛するだけで、漁業者が何に困っており漁業の何が問題であるかは全く語りません。
そうすることで天皇は漁業の危機と根本問題を隠ぺいします。
私たちはこの「海づくり大会」を通じて、天皇の役割を批判し、漁業危機の根本原因は何であるかを明らかにしたいと思います。皆さんの参加を呼びかけます。
チラシはこちら
共催 はんてんの会(兵庫反天皇制連続講座)
神戸学生青年センター
連絡先(〒657-0051 神戸市灘区八幡町4-9-22 神戸学生青年センター・気付)