「PFAS汚染の現在地―大阪、兵庫、岡山の事例から見えた課題」
1月18日(土)午後1時30分~3時
フリージャーナリスト・作家 幸田 泉さん
有機フッ素化合物PFASの報道を目にすることが多くなっています。全国各地の河川、地下水からPFASが検出され問題が広がっています。兵庫県でも明石川の汚染が発覚し暫定目標値を大きく上回る非常に高い数値が検出され、健康への影響が懸念されています。神戸市内の井戸から汲み上げ商品化していたミネラルウォーターの高濃度汚染も発覚し、不安はますます高まっています。PFASについてはアメリカはじめ世界各国において厳しい基準値に向けての対策が進んでいます。日本では現在暫定目標値でしかなく、ようやく環境省が専門家会議を開き、この目標値を水質基準に引き上げる検討を始めました。明石市では市民団体が独自に血液検査を実施、その結果市民33人のうち16人の血液からアメリカの機関が示している健康に留意が必要とされる数値となり深刻さが増しています。原因は何なのでしょうか?汚染源は?対策は?この問題に取り組み、汚染されている各地の現地取材を続けてこられた幸田さんにお話しをお聞きして、新たな公害といえるこの問題に向き合っていきたいと思います。
「 原発事故が写し出す私たちの社会 」
2月15日(土)午後1時30分~3時
いわきの初期被曝を追及するママの会 代表 千葉 由美さん
未曾有の大災害となった東日本大震災から14年。福島第一原発の事故によって傷ついた自然界、山林、農地、海、そして人々。その生活は元には戻っていません。放射能による汚染は何十年たっても解決するものではなく、人々の心身をむしばみ続けています。18歳以下の子供達の甲状腺検査の実施により、多くの子供達が甲状腺がんと診断され、手術治療を受けています。そんな厳しい現実でありながらも現地では事故の影響の過小評価を推し進めています。十分な除染も行われずリスクを負い続け、不安を抱える子供達を守るために、「TEAMママベク子供の環境守り隊」千葉さんは様々な困難の中もこの活動を続けています。いわき市内の学校、保育施設、公園などの放射線量と土壌汚染の測定を継続されています。その活動が認められ行政からの申し出により、ママベクのデータがいわき市のホームページに掲載される事となりご苦労が実りました。様々な活動を積んでこられた千葉さんに6年ぶりにお越し頂きます。お話をお聞きして、福島の現状を知り現地へ思いを向けたいと思います。
チラシはこちら
●会場:神戸学生青年センターホール(ウェスト100、本館2階)
(阪急六甲下車徒歩2分、JR六甲道下車徒歩12分)
●参加費:1000円 (わかもの500円)
●主 催:公益財団法人 神戸学生青年センター
〒657-0051 神戸市灘区八幡町4-9-22
TEL 078-891-3018 FAX 078-891-3019
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