「気候温暖化や食と農における格差の課題と小農の現状」
9月21日(土)午後1時30分~3時
農業ジャーナリスト・大学非常勤講師 松平 尚也さん
今、世界の大きな課題として、気候変動に伴う異常気象による食料危機の問題があります。もう一つの課題は、世界の9人の1人に当る8.2億人が飢餓に直面する一方で、約6.7億人が肥満の状況にあるという、世界の食の格差です。これまでのフードシステムを見直し、食の格差是正に向けて、持続可能な農業や流通に向けた政策の転換が求められています。
特に持続可能な農業の主体として小農や家族農業が注目されており、国連では2018年に小農の権利宣言が採択され、2019年には国連家族農業の10年の取り組みが始まっています。当日は、ご自身が有機農家であるというお立場からも、お話していただきます。
「 NGOから見た被災地のくらしと課題 」
10月19日(土)午後1時30分~3時
CODE海外災害援助市民センター 事務局長 吉椿 雅道さん
今回の能登半島地震の特徴としては、1つ震源地が半島の先端部だったため、速やかな情報収集や救援・救助が困難であったこと。2つ元日に発生したことで、初動の遅れに繋がった。3つ建物崩壊の多さ。今回の地震で亡くなった人の大多数は建物崩壊による圧死で、阪神・淡路大震災と共通している。4つ長引く断水。被災地には集落が点在していて、水を引くのに長い水道管が必要だが、老朽化が進んでおり、地震で破壊され、生活に不可欠な水が届かなくなったことで避難を余儀なくされた人も多かったと言われている。
過疎化、高齢化はどの地域でも進んでおり、また、日本列島のどこで地震が発生しても不思議ではない今日、上記に事が実際はどうだったのか、現地で長期的に支援活動に関わっているNGOの視点からお話しいただきます。
「さいクリニックな日々~Dr.オオタケ 半島(無医村)診療の物語 」
11月16日(土)午後1時30分~3時30分
前青森県保険医協会会長・大竹整形外科院長 大竹 進さん
2015年青森県知事選挙に立候補し、2023年青森市長選挙にも出馬した経験を持つ、大竹さんの政策の中心には、原発・核燃をやめて、いのちと故郷を守ること、働き・暮らしやすい心豊かな青森県をつくり、医療・介護・福祉を充実し、青森県を元気にすることや、子どもが伸びのびと成長する教育環境の実現があります。
「なくそう原発・核燃、あおもりネットワーク」共同代表で、大竹整形外科院長の大竹進さんに、「原発反対、青森核施設問題、僻地での医療」などを中心にお話していただきます。
チラシはこちら
●会場:神戸学生青年センターホール(ウェスト100、本館2階)
(阪急六甲下車徒歩2分、JR六甲道下車徒歩12分)
●参加費:1000円 (わかもの500円)
●主 催:公益財団法人 神戸学生青年センター
〒657-0051 神戸市灘区八幡町4-9-22
TEL 078-891-3018 FAX 078-891-3019
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