「農薬は微量なら安全って本当?—農薬毒性試験の中身—」
2022年5月21日(土)午後1時30分~3時
神戸大学大学院農学研究科 教授 星 信彦さん
近頃、赤とんぼやミツバチが激減した、また夜、車で走っているとフロントガラスに虫がたくさん付いたが最近はそうでもない、などの話を農家の人からよく聞くようになりました。農薬の影響で生態系が崩れてきているのではないか、特に最近心配されているネオニコチノイドは安全なのか。
これは、欧州は禁止の方向にむかっているし、特にフランス・オランダではすでに全面禁止だそうです。日本の残留基準は欧米の数倍~数千倍と言われますが、日本は大丈夫なのでしょうか?農薬の微量なら安全とは?毒性試験はどのようにされているのかなどをお聞きします。ぜひご参加ください。
「ゲノム編集を考える-安全性と生命倫理」
2022年6月18日(土)午後1時30分~3時
遺伝子組換え情報室 代表 河田 昌東さん
遺伝子組み換え食品のあとすぐに出てきたゲノム編集食品。すでにアメリカでは認可され、特許も急増しています。日本では4年前に安倍元首相がハッパをかけたことから、安全性や表示義務なしということもあって、経済界までが力をいれてきています。例えば、筋肉隆々の鯛や豚、血圧を下げるトマト、芽の出ないじゃがいも、アレルギーにならない大豆、そして今ではクローン人間、豚の体内で人の臓器を作りまた人に戻す、小型の豚をつくるなど、生命倫理の問題まで考える必要があります。あくまで人間中心のこのゲノム編集の問題点を詳しくお話していただきます。
「3.11から11年、福島の今は?」
2022年7月16日(土)午後1時30分~3時
NPO法人チェルノブイリ救援・中部理事 河田 昌東さん
国が帰還区域をどんどん増やしていっている昨今、本当に放射能汚染は減っているのでしょうか。今もまだホットスポットになっている大人の知らない子どもたちの遊び場や公園などはあちこちにあると聞きますし、帰還を受け入れられない人たちもまだまだいます。その為に事故以前のコミュニティに戻れる人も少なく、殆どのところが地域生活も成り立たない状況です。そんな中で新たに、原発処理水の海洋投棄という問題が起こっています。水産業への影響や、日本の中だけでなく世界中に風評被害が広がるという心配は限りがありません。汚染のこと、処理水の海洋投棄のこと、その影響などをお話していただきます。
チラシはこちら
●会場:神戸学生青年センターホール(ウェスト100、本館2階)
(阪急六甲下車徒歩2分、JR六甲道下車徒歩12分)
●参加費:600円
●主 催:公益財団法人 神戸学生青年センター
〒657-0051 神戸市灘区八幡町4-9-22
TEL 078-891-3018 FAX 078-891-3019
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