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講師:神戸大学法学研究科修士課程 西岡孔貴(にしおかこうき)さん
日時:2024年2月15日(木)午後6時半~
会場:神戸学生青年センター・2Fホール(ウエスト100)
(阪急六甲駅下車、線路南を西へ100メートル)
参加費:1000円(当日会場でお支払いください)
神戸には1945年7月24日、4発の模擬爆弾が投下されました。そのうち1発は神戸製鋼を目標に投下されたものです。ところが、その1発がどこに落ちたか、明らかではありません。西岡孔貴さんは、その場所を調査してきました。調査の結果、現神戸高校裏手の摩耶山に着弾した可能性が浮上しました。決め手になったのは、日記と航空写真でした。西岡孔貴さんをお招きして講演会を開催します。ふるってご参加ください。
「終戦から78年が経過しようとしている今日においても、未だに着弾地点が明らかになっていない模擬原爆パンプキンが存在している。そのうちの1発は私にとって身近で日本でも有数の大都市である神戸の街に投下されたものである。なぜ多くの人に観測されていても不思議ではないはずの大都市神戸に投下されたにも関わらず、未だ着弾地点が不明のままなのか。また、本当に着弾地点を解明することは不可能なのか。このテーマに対する私の関心は、これらの疑問から出発した」(『空襲通信』掲載の西岡論文まえがき、以下は本文より)
「本稿は、神戸に投下されたものの2023年現在まで着弾地点が不明となっているパンプキンについて、着弾地点の候補を絞り込む試みである。本稿で取り上げるパンプキンは1945年7月24日に神戸に投下された4発のうちの1発であり、神戸製鋼所を標的に投下されたものである。ところが、同日に投下された他3発は着弾地点が明らかになっているにも関わらず、神戸製鋼所に投下されたものは被害状況を含めて一切が明らかにされていない。そのためパンプキンが違う地点へ着弾した可能性も考えられており、実際に違う地点への着弾を示唆した先行研究も存在する。/そこで本稿は、文字資料に加えて航空写真を用いることで、地上と上空の両方からパンプキンの着弾地点の分析を試みる。また、今回の調査は国会図書館や国土地理院、そして日本地図センターといった日本の公的機関に収藏されている資料を分析対象とした。」
<講師プロフィール>
西岡孔貴(にしおか・こうき)神戸大学法学研究科修士課程一回生。空襲・戦災を記録する会『空襲通信』25号(2023.8)に「1945年7月24日に神戸製鋼所へ投下されたパンプキン一文字資料と航空写真から着弾候補地点を導くー」を書いている。
主催:神戸学生青年センター
〒657-0051 神戸市灘区八幡町4-9-22
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