天皇制を考える市民講座

「在日朝鮮人と天皇制」

京都で「民族名取り戻し」「10指指紋返還訴訟」「君が代訴訟」や
「主基田抜穂の儀違憲訴訟」を闘って

日 時:2023年4月26日(水)午後6時半から
会 場:神戸学生青年センター ウエスト100 ホール
(阪急六甲駅下車、南西徒歩1分)TEL078-891-3018
参加費:700円

チラシはこちら

■講師  朴 実(パク・シル)さん(東九条マダン実行委、東九条CANフォーラム)

1944年在日朝鮮人が集住する京都市東九条で生まれ、困難にもめげずに小学校から大学まですべて
  京都の公立学校で学ぶ。京都市芸大で音楽を教え、京都国際学園の校歌を編曲したものが甲子園で演
奏された。日本人との結婚のためやむをえず日本国籍を取得し新井実に改名したが、民族意識に目覚
めて家裁に氏名変更を申し立て、全国で初めて民族名を取り戻した。民族差別や部落差別と闘い、す
べての外国籍住民が普通に暮らせる「多文化共生のまち」をめざして今も活動を続ける。
            ●
京都の朝鮮民族学校に対する右翼差別集団による許しがたいヘイト襲撃事件があり
ましたが、在日の子どもたちはいつも民族差別攻撃を受けてきました。

朝鮮学校の近くで、低速でついてくる右翼の宣伝カーのスピーカーで「朝鮮人死ね!」
「朝鮮に帰れ!」と大音響で怒鳴られるというのは、日常茶飯事だった。
天皇誕生日の4月29日は、なぜか「チョン狩り」の日となっていた。「チョン」は朝
鮮人の蔑称だ。当時の朝鮮学校では日本の祝日は通常の登校日だった。「チョン狩り」の
日は、担当の刑事と先生の指導のもとで集団登下校が行われた。(『朝鮮学校物語』花伝社)

 
天皇裕仁の誕生日は“朝鮮人狩り”の日とされ、朝鮮学校に通う児童・生徒に対す
る暴力行為が横行していたのです。毎年の「天皇誕生日」に際して、ほとんどの日本
人はこの現実を知らず無関心で過ごしてきたのではないでしょうか。天皇制は日本人
においては人権を破壊する差別の元凶ですが、在日朝鮮人や中国人などに対しては直
接的な暴力の源泉になっています。改めて在日民族差別の問題から天皇制を問い直し、
弾劾します。

共催 はんてんの会(兵庫反天皇制連続講座)
      神戸学生青年センター
連絡先(〒657-0051 神戸市灘区八幡町4-9-22 神戸学生青年センター・気付)

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