神戸・南京をむすぶ会/第5回訪中のおさそい
神戸・南京をむすぶ会では今夏第5回目の訪中をいたします。むすぶ会は、1996年に南京大虐殺絵画展実行委員会が発展してつくられた市民グループです。97年には南京・淮南、98年には南京・撫順、99年には南京・太原・大同・北京、2000年には731部隊のハルビンをたずねました。今年は、1937年日本軍が南京に攻め登った二つのコースをフィールドワークします。
1937年8/13、日本軍は上海派遣軍(第3・第11師団/司令官・松井岩根)を投入し上海攻防戦を展開します。9/11には第9・第13・第101師団を増派します。中国最精鋭部隊の抵抗に日本軍は苦戦を強いられ多くの損害を受けます。10/30には第16師団を上海派遣軍に編入し、11/5には第10軍(第6・第18・第114師団/司令官・柳川平助)が杭州湾金山衛に上陸します。中国側の上海防衛線は崩壊し、ここから首都南京攻略めざして日本軍の進攻(正規の南京攻略命令は12/1付)が始まり、途中の都市・農村で、そして南京城内外での大虐殺に繋がっていきました。両軍は2ルートで南京一番乗りを競い合い、第16師団を隷下に加えた上海派遣軍の主力は上海→蘇州→無錫→常州→丹陽→句容を経て南京へと進撃。第13師団は長江沿いに(一部は長江対岸の浦口へ)南京へ向かいました。第10軍は杭州湾に上陸し上海戦に参加した後、太湖の南を南京に。嘉興→湖州、そこから宣興を経て南京を攻撃した第114師団と広徳を経て雨花台・中華門を攻めた第6師団、国崎支隊は長江左岸を浦口に迫るというように日本軍は四方八方から南京の包囲殲滅をめざしました。そして12/13南京は陥落し、城内は阿鼻叫喚の町となりました。
今回の南京訪問は、往路は上海からまず南京までは上海派遣軍の進路をなぞり、南京からは第10軍の進路を逆に進んで上海に至るコースを進みます。復路は、杭州のコースを日本軍の進攻したコースを逆にもどります。神戸・南京をむすぶ会の第5回の訪中ですが、初めて上海−南京間の日本軍による虐殺・蛮行跡地を訪ねる現地フィールドワークです。
今年も若い世代に多く参加してほしいという思いから、高校生・大学生の参加費を安く設定しました。奮ってご参加ください。 2001年5月
スケジュール■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
8月13日(月)
8月14日(火)
蘇州より日本軍の戦争の歴史と観光、南京へ (南京泊)
8月15日(水)
午前、侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館で追悼集会
午後(A)南京大屠殺史研究交流集会
(B)紀念館見学、虐殺地フィールドワーク (南京泊)
8月16日(木)
南京よりもうひとつの日本軍が進攻した道にそって杭州へ (杭州泊)
8月17日(金)
杭州より上海へ (上海泊)
8月18日(土)
上海より9:35、MU515便で関空12:35へ
旅行代金
162,000円(大学生 142,000円、高校生 122,000円。)旅行手配 叶_戸華聯旅行社 兵庫県知事登録旅行業第3-408号
TEL 078-391-5185 FAX 332-4458
旅行企画/申込み先 神戸・南京をむすぶ会 TEL 078-851-2760 FAX 821-5878
申込書は、こちら
〒657-0064 神戸市灘区山田町3-1-1神戸学生青年センター内
E-mail rokko@po.hyogo-iic.ne.jp
ホームページ http://www.hyogo-iic.ne.jp/~rokko/nankin.html
締 切 日
2001年7月11日(水)