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2000年以降の「強制連行」交流集会について
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99年6月12日の「朝鮮人・中国人強制連行・強制労働を考える全国交流集会」世話人会(於/神戸学生青年センター)で2000年以降の交流集会開催方法等について協議した結果、以下のことを確認いたしました。
1999年6月12日
朝鮮人・中国人強制連行・強制労働を考える全国交流集会世話人会
連絡先/〒657-0064 神戸市灘区山田町3-1-1
(財)神戸学生青年センター気付 飛田(ひだ)雄一
TEL 078-851-2760 FAX 821-5878
E-mail hida@ksyc.jp HP http://www.ksyc.jp/kr.html
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朝鮮人・中国人強制連行・強制労働を考える全国交流集会
世話人会のまとめ
―10回の交流集会をふりかえって―
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1990年夏から始まった「朝鮮人・中国人強制連行・強制労働を考える全国交流集会」は、今年第10回を迎えます。第1回の集会を愛知県(名古屋市)で開催して以降、第2回兵庫県(西宮市、神戸市、1991年)、第3回広島県(呉市、1992年)、第4回奈良県(信貴山王蔵院、1993年)、第5回長野県(長野市松代町、1994年)、大阪府(高槻市、1995年)、第7回岐阜県(岐阜市、1996年)、第8回島根県(松江市、1997年)、第9回石川県(金沢市、1998年)と開催されて今年九州集会を迎えたわけです。
この10年間の交流集会は、各地で強制連行・強制労働の調査活動等を進めていた仲間が年に一度一堂に会して、情報交換し新たな方法を学んで持ち帰るというまさに交流集会の豊かな内実を作り上げてきたと考えます。各地の経験が共有の財産とされそれがまた各地の調査活動を推し進めていったといえます。
また交流集会は、日本政府が強制連行関連情報を極力隠そうとするなかで、情報公開を日本政府に迫っていくひとつの力となったといえます。第4回の奈良集会(1993年)ではその成果としていわゆる「厚生省名簿」が公開されました。また、強制連行の歴史は、日本政府も認めざるを得ない状況に追い込まれて教科書にも強制連行・「従軍慰安婦」等の記述がなされるようになってきました。
交流集会世話人会は第4回奈良集会ののちに、「@全国交流集会の運営について協議する、A交流集会を実りあるものにするために地域での調査活動を進めている人々と積極的に連絡をとってネットワークを広げ各地での調査活動の成果が交流集会に反映されるように努力する」ための会としてつくられました。そしてそれ以降の集会の準備等を地元実行委員会のメンバーととともにおこなってきました。
前回(99年6月12日)の世話人会で2000年以降の交流集会開催方法等について協議した結果、第10回の九州集会をもって解散することとし、別紙(裏面)の6項目について確認いたしました。
世話人会は全国各地における10回の全国交流集会を開催できたことによって役割は終えたこと、第11回以降を10回までのような形で開催することが地元の負担が大きいこと等により困難であること等の理由によるものです。2000年からは、別紙にあるような新しい形での交流をおこなっていきたいと願っています。
1999年8月1日
朝鮮人・中国人強制連行・強制労働を考える全国交流集会世話人会
連絡先/〒657-0064 神戸市灘区山田町3-1-1
(財)神戸学生青年センター気付 飛田雄一
TEL 078-851-2760 FAX 821-5878
E-mail hida@ksyc.jp HP http://www.ksyc.jp/kr.html