青丘文庫研究会・在日朝鮮人史運動史研究会関西部会メールニュース(2月号) (朝鮮近現代史研究会はお休みです) 2023年1月17日 飛田雄一 |
青丘文庫研究会/神戸学生青年センターの飛田です。2月の青丘文庫研究会のご 案内です。BCCでお送りしています。 ----------------------------------------------------------- 青丘文庫研究会・在日朝鮮人史運動史研究会関西部会 (朝鮮近現代史研究会はお休みです) 日時:2023年2月12日(日)午後1時(開場12:30) 会場:大阪KCC会館 ー第7回映像を通して視るーまだ視ぬアーカイブを可視化する! チラシ https://ksyc.jp/sb/20230212eiga.pdf 場所:在日韓国基督教会館(KCC会館) 〒544-0032大阪府大阪市生野区中川西2 丁目6-10 ■《資料代》1500円 ※どなたでもご参加いただけます! ■【お問合せ】電話078-754-8039(神戸映画資料館)090-3622-3730(キム) ■【E-Mail】info@kobe-eiga.net(神戸映画資料館)hida@ksyc.jp(青丘文庫研究会) ■主催:青丘文庫研究会 神戸映画資料館 ------------------------------------------------------------- ■【第1部】「大阪大空襲と朝鮮人」鄭末鮮さんの証言(2023/20分/撮影:金稔万 市川和孝 秋田琢/編集:金稔万) 第1次大阪大空襲から77年となる2022年3月13日、敗戦まで約50回に及んだ空襲で命を奪われた朝鮮半島出身の犠牲者を追悼する集会が開かれた。追悼集会は「大阪空襲75年朝鮮人犠牲者追悼集会実行委員会」が主催した。新たに判明した7人の氏名を加えた計166人の犠牲者名簿の前で献花し、平和のメッセージを捧げた。体験を語るのは、大阪市東淀川区で暮らしていた鄭末鮮さん。第3次大阪大空襲(1945年6月7日)で、母、兄、妹、弟の4人を亡くした。 トーク:塚崎昌之(在日朝鮮人史研究者) 亘
佐和子(毎日放送記者) ■【第2部】「宝塚と朝鮮人」朝鮮人追悼碑(2022/17分/撮影・編集:鄭世和) 1929年、旧国鉄福知山線改修工事でダイナマイトの爆発事故があり、2人の朝鮮人が亡くなった。在日の歴史研究家、鄭鴻永さんや地域史研究を続けていた元教員の近藤富男さん(いずれも故人)らが93年から命日の3月26日に供養を続け、2020年3月には追悼碑が建てられた。表には故郷を懐かしむ意味のことば「越鳥南枝」と彫られた。裏面には「地域の生活に重要な役割を果たしている水道や鉄道の建設現場で犠牲になった五人の方々を悼み、事故を忘れず後世に伝えてゆくために」とある。 トーク:鄭世和(写真・映像作家) 趙正煕(研究者・韓国江原道から来阪の予定)他 ■【第3部】「授業料」(1940/高麗映画社/80分/監督:崔寅奎・方漢駿)韓国映像資料院製作DVD 朝鮮映画『授業料』は、日本語新聞『京城日報』「小学生綴り方」募集で朝鮮総督府学務局長賞を受賞した朝鮮人小学生の作文をもとにつくられた映画である。1938年に朝鮮教育令を改正して学校教育を奨励していた朝鮮総督府の政策と、貧しい生活をする朝鮮人家庭の状況がこの映画に反映されている。当時評判となったこの映画は、長く所在不明だったが、2014年に中国でフィルムが発見された。解 説:水野直樹(京都大学名誉教授) ※上映前の解説となります ■【お問合せ】電話078-754-8039(神戸映画資料館)090-3622-3730(キム) ■【E-Mail】info@kobe-eiga.net(神戸映画資料館)hida@ksyc.jp(青丘文庫研究会) ■主催:青丘文庫研究会 神戸映画資料館 <今後の予定> 3月12日(日)在日(韓光勲「関東大震災時の朝鮮人虐殺はどう報じられてきたか―戦後の朝日新聞の論調を中心に」)、近現代史(未定) 4月9日(日)在日(未定)、近現代史(未定) <その他ご案内> (1)2022年度、強制動員調査・口述書の翻訳事業報告(5点) ●『太平丸事件の調査』 1944年7月に北方で撃沈された太平丸の調査、生存者の聞き取りも収録。 ●『「朝鮮人女子勤労挺身隊」労務動員の調査』、 名古屋三菱、東京麻糸沼津、不二越に動員された朝鮮人女子の動員状況の調査、多数の口述から動員状況を構成。 ●『北海道東川町江卸発電所強制動員被害真相調査』、 江卸発電工事と東川遊水池工事での朝鮮人動員の調査、被害者の口述調査記録も収録。 ●『タンコだって?』、 福岡、長崎、兵庫、大阪、東京、岐阜、新潟、岩手、南洋、千島、海南島などに動員された朝鮮人の口述集。 ●『強制動員名簿解題集2』、 中国(軍人)、北海道(死亡者名簿、鴻之舞、北炭、砂川)サハリン、足尾、赤池などの名簿の分析、付録に強制動員委員会が収集した強制動員関係の詳細な名簿の一覧表を掲載。※5冊セット3500円(翻訳基金カンパ、送料込み)で配布します。 購入希望者は、前金で郵便振替<00930−9−297182 真相究明ネット>に送金く ださい。 (2)日韓市民共同調査報告書『佐渡鉱山・朝鮮人強制労働』 真相究明ネットワークと韓国の民族問題研究所の共同調査により、『佐渡鉱山・朝鮮人強 制労働』が刊行された。韓国語版、英語版も作成された。佐渡鉱山での朝鮮人強制労働の実態を史料と証言によって明らかにしている。資料には 120 人を超える朝鮮人被害者の記録が収録されている。/頒価 1000 円(送料とも)/購入希望者は、前金で、郵便振替<00930−9−297182 真相究明ネット>に送金ください。 |
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