第2回日韓歴史研究者共同学会

―在日韓国人・日韓関係歴史の再検討―

日時:2005年8月6日(土)13:30〜7日(日)14:00

   研究発表討論(6日)とフィールドワーク(7日)

■フィールドワークでいった釜山金剛公園にあった日本語の石碑

(釜山セミナーの案内はいずれ月報に掲載しますが、フィールドワークで問題となった日本語の碑文の文字を案内してくださった車チョルウク先生が、崔永鎬先生を通して送ってくださいました。以下に貼り付けます。2005810日 飛田)

 

金剛園誌

 

園ハ金井峰南ニ盡クル處ニ在リ山ヲ負ヒ谷ヲ抱キ

奇巖積翠松鬱蒼別乾坤ニ遊ブガ如シ

昭和年釜山東原嘉次カ君ノ有トナルヤ

苑池ヲ開キ樓門ヲ設ケ巨資ヲ投シ經營頗ルカム  

今年皇紀二千百年ニ當リ全園ヲ擧ケテ本邑ニ寄贈ス 

邑乃チ此ノ擧ヲ讚シ整理擴張山城東南門ニ通スル

回遊道ヲヤ以テ泉公園ト爲シ

遊覽觀光ノ勝地タラシメントス  

因テ記念碑ヲ建テ由來ヲシ之ヲ後昆ニ傳フ云爾

皇紀二千百年昭和十五年十一月十日 

東來邑長從七位 山口精

 

車先生によると、

金剛公園の持ち主だった東原嘉次カは、1920年代初の資料に釜山で煙草(たばこ)販賣會社を運營しており、統營と晋州でも煙草商會に株主として關與したことがあるということです。

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