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2004年10月9日(土)〜11日(月)
強制連行全国交流集会2004 北海道
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●開催趣旨     

 21世紀を迎えて、平和と和解の時代をと願った私たちの眼前で繰り広げられている

のは、不信と殺戮の連続です。イラクでのアメリカの戦争に自衛隊が派遣されたこと

により、日本も戦争に加担する国となり、私たちも当事者としての責任を否応なしに

背負うことになりました。しかし、私たちは未だに、かつて日本が進めたアジアへの

侵略戦争の反省と補償を成し遂げたとは言えない状態にあります。拉致問題以来、右

翼的なナショナリズムを煽る言説が横行し、小泉首相の靖国神社参拝にみられるよう

に、アジアの人々との和解は危機に晒され続けています。日本政府はかつての戦争を

巡る責任と戦後補償を解決する誠意を示しているとは言えません。このような逆風に

抗して東アジアの和解と平和を創りだすために、私たちは今、改めて日本の過去を振

り返り検証することが求められています。15年戦争下に日本に強制連行された朝鮮人

は少なくとも70万人以上、中国人は4万人に上り、北海道には、朝鮮人約15万人、

中国人1万6千人が連行されました。2002年12月、本願寺札幌別院において朝鮮人、中

国人強制連行犠牲者の遺骨101体の存在が明らかになり、その後、道内各地の寺院か

ら犠牲者の遺骨が次々と発見されています。北海道に強制連行され、死に至らしめら

れたアジアの国々の若者たちの遺骨が、まだ道内に沢山残されていることがわかりま

した。隠された強制連行の事実は、今も全国にたくさん埋もれているでありましょ

う。

 近年、アジアの犠牲者とその遺族が国や企業に対して、謝罪と補償を求めて裁判を

闘ってきました。3月23日の「中国人強制連行事件北海道訴訟」は原告の敗訴、26日

の新潟訴訟の判決は原告が勝訴しました。5月24日の福岡高裁判決は国と企業の不法

行為を認めながら除斥期間を適応して原告敗訴の判決を出しました。7月9日には広島

高裁が、時効の主張を退けて企業に賠償を命じる判決を出しました。短期間に出た異

なった判決は、揺れ続ける日本の政治状況を映しだしているともいえます。

 5月20日からソウルで開催された「日本の過去清算を求める国際連帯協議会」は、

このテーマにおける過去最大の国際会議となり、アジア各国の参加者と共に、元日本

軍「慰安婦」のハルモニたち、そして札幌別院に残されている遺骨の遺族も参加しま

した。

 韓国では今年2月「日帝強制占領下強制動員被害真相究明に関する特別法」が成立

し、韓国政府の手による強制連行の真相究明がはじまろうとしています。強制連行問

題は、東アジアの解決されるべき愁眉のテーマとなっています。

 今秋、北海道に強制連行、強制労働問題に関心を寄せる人たちに集まっていただ

き、全国集会を開催します。北海道の近年の取り組みを報告すると共に、全国の取り

組み、諸外国での取り組みを交流しあいましょう。全国各地と国境を越えた共同行動

で強制連行、強制労働の真相究明を進め、戦後補償を実現する東アジアのネットワー

クを育てていきたいと思います。その取り組みが戦争犠牲者への謝罪と補償を実現

し、東アジアの和解と平和を創りだす一歩になればと願います。

 

●日時  2004年10月9日(土)〜11日(月)

1日目  10月09日  「現状と問題提起・全体討議(その1)」

   場所:かでる2・7(札幌市中央区北2条西7丁目)4F大会議室

13:30 開会

13:40〜19:00 全体会

  1. :真相究明(洪祥進氏)

  2. :戦後補償裁判(有光健氏)

  3. :国内立法(川村一之氏)

  4. : 遺族探しと遺骨返還:(殿平善彦氏)

  5. :保存敬称(※実行委が依頼した地域)

  6. 中国人強制連行の補償基金:(札幌の弁護士予定)

  7. 韓国特別法:(崔鳳泰:チェ・ボンテ氏)

19:30〜21:00 交流夕食会(アサヒビール園)

2日目 10月10日  「各地フィールドワークと活動交流」

09:00 出発

  (※活動交流はフィールドワーク終了後バスの中で行います)

20:00 朱鞠内交流ライブ

3日目  10月11日  「朱鞠内フィールドワーク・全体討議(その2)」

09:00〜11:30 朱鞠内フィールドワーク

12:30〜15:00  全体会

  1. バスごとの報告,

  2. 全体討論「今後に向けて」

  3. 共同声明文採択

● 参加費: 25,000円(道内交通費、宿泊費、食費、運営費、交流会費など)

   9月末日までに振込(振込先:札幌信用金庫川沿支店

      普通預金・口座番号4206093 受取人 全国交流集会)

● 参加申込み: 9月20日(月)までFAXかE−mailでお願いします。

      〒005-0832札幌市南区北の沢9町目15−22堀口 晃

            TELFAX:011-571-5876    Email:ab4k-hrgc@asahi-net.or.jp)

● プリント送付 :文書報告などの印刷物は、 200部・9月末日までに送って下さい。

         送付先:【申込先と同じ】

 

【各地フィールドワーク】

北大人骨(小川隆吉氏) − 江別対雁アイヌ墓地 ( 小川隆吉氏) − 劉連仁碑(席

氏、小松氏) ―月形行刑資料館(稲場氏 ) − 美唄【常光寺、資料館、炭坑跡】(

白戸氏 )― 朱鞠内着

 

【宿泊】

札 幌 : 札幌リッチホテル(中央区北1条西3丁目 011-231-7891)

     クリスチャンセンター (  北 区北7条西6丁目  011-736-3388 )

朱鞠内 :ふれあいの家「まどか」(雨竜郡幌加内町字朱鞠内01653-8-2266)

 

【部分参加】 札幌集会のみ:1,000円、札幌集会と懇親会:6,000円、

 

【オプション】 11日も札幌宿泊:+6,000円(札幌リッチホテル使用の場合)

 

◇◆◇ 北海道強制連行・強制労働インフォメーション ◇◆◇

11日午後3時全体会議終了後、千歳から航空便をご利用の場合、7:30以降の便にな

ります。

11日以後、朝鮮人・中国人強制連行・強制労働に関わったところを回りたい方、話

だけでも聞きたい方は事務局へご連絡下さい。ご相談に応じます。

各地域の専門家のご都合がありますので、あまり期待なさらないように御願い致しま

す。勿論、各地域の専門家に直接連絡を取られても結構です

 

【例示】札 幌:

【連絡先:札幌郷土を掘る会(小松豊 011-785-2622),

     藻岩犠牲者の碑を維持する会(堀口晃011-571-58976)】

【対象】:

@丘珠飛行場(「タコ」部屋労働、朝鮮人強制連行)、

A藻岩犠牲者の碑・生埋め現場(北電藻岩発電所建設工事・「タコ」部屋労

    働・朝鮮人労働)、

B硬石山(朝鮮人強制連行

C北部軍司令部・第25連隊(朝鮮人強制連行)、

D真駒内米軍キャンプ建設(戦後もあった「タコ」部屋労働)

E豊羽鉱山(朝鮮人強制連行)、F手稲鉱山(朝鮮人強制連行)

 

●●朝鮮人・中国人強制連行を考える全国交流集会参加申込書

 

      参加者氏名

      団体名と代表名

      団体連絡先

      住所

      電話

      FAX

      Eメール

      個人住所   郵便番号(       -          )

      個人電話     職場

            自宅

             携帯

             個人FAX

             個人Eメール

 

参加費(○印)

     全日程に参加する(9、10、11日、の2泊3日)  参加費 25,000円

      9日の札幌の宿泊は自分でする場合      参加費 19,000円

 

      特別参加費

     札幌集会のみ参加する場合           参加費  1,000円

      札幌集会と懇親会に参加する場合       参加費  6,000円

 

      11日も札幌に泊まる手配を依頼される場合。   参加費  31,000円

      その他の日程で申し込む場合は事前にご相談ください。

 

 集会で報告、発言、資料配布の有無、物品販売などについて、

(〇で囲んでください)

 

      報告する  発言する  資料を配布する 物品を販売する

 

      テーマ (                                           )

 

       報告レジュメ・配布資料などの印刷は200部お願いします。 

 

印刷をこちらに依頼する場合は、原稿を9月末まで。

 

       ご意見・連絡事項などをお書きください

 

申込書は、FAXまたはEメールで事務局堀口晃までお送りください。9月20日締切で

す。

 

参加費は、銀行振込みしてください。

振込先 札幌信用金庫川沿支店 普通預金・口座番号4206093

朝鮮人・中国人強制連行を考える全国交流集会実行委員会 委員長 殿平善彦

 

●事務局 005-0832 札幌市南区北の沢9丁目15-22 堀口方

       TEL/FAX  011-571-5876

               携帯電話 090-7648-4677

               Eメール ab4k-hrgc@asahi-net.or.jp

                                                   事務局長 堀口晃

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