================================================================== 神戸・南京をむすぶ会/第8次訪中団/2005年8月12日〜19日(7泊8日) 南京・済南・青島フィールドワークのご案内 チラシはこちら ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 神戸・南京をむすぶ会では今夏第8回目の訪中をいたします。97年には南京・淮南、98年には南京・撫順、99年には南京・太原・大同・北京、00年には南京・ハルビン、01年には南京・蘇州・杭州、02年には南京・重慶、03年はSARSの関係で訪中できませんでしたが、昨年(04年)は、南京、大連、旅順をたずねました。いずれも日本がかつて侵略したところですが、そこでフィールドワークをしたり幸存者(中国では日本軍の被害にあいながらも幸いにも生き残った人々をこう呼んでいます)からお話を伺ったりしています。 今夏は南京訪問のあと、山東半島の済南(チーナン)、青島(チンタオ)を訪ねます。毎年上海経由で南京に入りますが、今年は直行便で向かいます。南京では3泊して、南京大虐殺跡地のフィールドワークに充分な時間をかけて行いたいと思います。 済南は、1928年の「済南事件」が知られています。1927年、金融恐慌の中で成立した田中義一政友会内閣は,2,000人の軍隊を山東省に派遣しました(第1次山東出兵)。まもなく撤兵しましたが,1928年,北伐再開により,日本政府は再び多数の軍隊を派遣し,済南を占領しました。そこに,国民革命軍が入城してきたため,衝突,市街戦となり多数の死傷者が出ました。この事件で,日本政府は,中国人が日本人在留人を殺したとデマ宣伝し,軍隊を増派し(第3次出兵),中国北部一帯を占領,武力を背景とした交渉。1929年には妥協が成立しましたが,この事件が中国民衆のナショナリズム感情をあおり,反日・反帝運動として燃え上る結果を生んだ、とされています(白井勝美『日中戦争』中公新書)。3次にわたる山東出兵で日本は計1万5千人にのぼる兵隊を派遣し、犠牲となった中国人は5千〜9千人に及ぶと言われています。 青島は第1次世界大戦の時には日本が占領し、一時は日本の租借地となりました。そして在華紡が進出し多くの日本人居留民が生活した都市でもあります。また神戸港にも900人を越える中国人が日本に強制連行されましたが、その出発点となった港でもあります。南京大虐殺にいたる日本の侵略の歴史の一側面を山東半島の済南、青島で学びます。 今年も若い世代に多く参加してほしいという思いから、高校生・大学生の参加費を安く設定しました。奮ってご参加ください。 2005年5月 神戸・南京をむすぶ会 <日程>2005年 (1)8月12日(金) 12:20関空発南京直行便、中国東方航空 泊/南京 (2)8月13日(土) 南京フィールドワーク 泊/南京 (3)8月14日(日) 南京フィールドワーク 泊/南京 (4)8月15日(月) 朝、侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館で追悼集会、証言を聞く 21:45 飛行機で済南へ 泊/済南 (5)8月16日(火) 「済南事件」フィールドワーク、泊/済南 (6)8月17日(水) 済南から列車で青島に 泊/青島 (7)8月18日(木) 青島フィールドワーク (8)8月19日(金) 11:50 中国東方航空で関空へ(15:20着) 旅行代金 177,000円(大学生 157,000円、高校生137,000円、含空港税) 旅行保険4000円の加入をお勧めします。一人部屋希望者は30,000円追加です。 旅行手配 叶_戸華聯旅行社 兵庫県知事登録旅行業第3-408号
TEL 078-391-5185 FAX
332-4458 締 切 日 2005年7月11日(月)裏面の申込み用紙をFAXまたは郵便でお送り下さい。 合わせてパスポートの関連事項記述部分のコピーもお送りください。 ※ 大学生、高校生の参加費を軽減するために募金を募っています。ご協力をよろしくお願いします。 送金先<00930-6-310874
神戸・南京をむすぶ会> ――――――――――――――――――――――――――― 主催・申込み先・神戸・南京をむすぶ会(代表・佐治孝典、事務局長・飛田雄一) 〒657-0064 神戸市灘区山田町3-1-1 神戸学生青年センター内 TEL 078-851-2760 FAX
821-5878 http://www.ksyc.jp/nankin/ e-mail hida@ksyc.jp |