第7次訪中団/2004年8月13日〜21日(8泊9日) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 神戸・南京をむすぶ会では今夏第7回目の訪中をいたします。97年には南京・淮南、98年には南京・撫順、99年には南京・太原・大同・北京、00年には南京・ハルビン、01年には南京・蘇州・杭州、02年には南京・重慶をたずねました。いずれも日本がかつて侵略したところを訪ねて、フィールドワークをしたり幸存者(中国では日本軍の被害にあいながらも幸いにも生き残った人々をこう呼んでいます)からお話を伺ったりしています。(昨年はSARSの関係で訪中できませんでした。) 第7回目となる今夏は南京訪問のあと、旅順(りゅいしゅん)を訪ねたいと考えています。 旅順は、日露戦争時、与謝野晶子の「君死にたもうことなかれ」の詩や、203高地の激戦で有名になりましたが、日清戦争の最中の1894年11月、「旅順虐殺」の現場であったことはあまり知られていません。 旅順に突入した日本軍は、先発の友軍の兵士が惨殺されたことに激高し、捕虜はもとより市内の老若男女を無差別に殺戮しました。この出来事が、欧米の新聞記者を通じて、世界に知らされるや、時の政府は、弁明に終始し、事件が忘れ去られるのを待ちます。この事件から教訓を汲み取ることのできなかった日本は、その43年後に「南京大虐殺」を起こしてしまいます。 二つの虐殺事件の間には、共通点と相違点があります。国際的に有名になったにもかかわらず、政府は国民に真相を知らせようとはしなかったこと、責任の追及も行わなかったこと、これが共通点です。一方、そうは言っても、旅順虐殺の時、政府は欧米の世論の動向を問題にし、それを考慮しながら政策を決定しようとしました。しかし「南京大虐殺」の時には、国際世論を顧みず、侵略政策を押し進めます。これが相違点です。 国際世論の軽視・無視は、その後の日本の進路を独善的なものとし、日本は破滅的な道へと突き進んでいきます。そして1945年、悲劇的な結末を迎えます。 自らを強国と錯覚し、国際世論に逆らって軍事行動に訴えることは、その国にとってもマイナスの選択です。南京と旅順の地に立ち、両者を対比させ、そこから教訓を汲み取り未来に生かすことができればと願っております。 今年も若い世代に多く参加してほしいという思いから、高校生・大学生の参加費を安く設定しました。奮ってご参加ください。(当初の予定より1泊延長しました。) 2004年4月 神戸・南京をむすぶ会 <日程>2004年(予定) 8月13日(金)関空から上海へ、フィールドワーク&上海淞滬抗戦紀念館見学(上海泊) 14日(土)上海フィールドワーク、南京へ(南京泊) 15日(日)朝、南京大虐殺記念館前で追悼集会、フィールドワーク(南京泊) 16日(月)南京大虐殺の現場フィールドワーク(南京泊) 17日(火)南京より大連へ(大連泊) 18日(水)大連フィールドワーク(大連泊) 19日(木)旅順フィールドワーク(大連泊) 20日(金)大連フィールドワーク(大連泊) 21日(土)大連より関空へ。お疲れさまでした! 旅行代金 189,000円(大学生 169,000円、高校生149,000円、含空港税) 旅行保険4000円の加入をお勧めします。一人部屋希望者は30,000円追加です。 旅行手配 叶_戸華聯旅行社 兵庫県知事登録旅行業第3-408号
TEL 078-391-5185 FAX 332-4458 締
切 日
2004年7月10日(土)裏面の申込み用紙をFAXまたは郵便でお送り下さい。 合わせてパスポートの関連事項記述部分のコピーもお送りください。 ※ 大学生、高校生の参加費を軽減するために募金を募っています。ご協力をよろしくお願いします。 送金先<00930-6-310874
神戸・南京をむすぶ会> ――――――――――――――――――――――――――― 主催・申込み先・神戸・南京をむすぶ会(代表・佐治孝典) 〒657-0064 神戸市灘区山田町3-1-1 神戸学生青年センター内 TEL
078-851-2760 FAX 821-5878 E-mail hida@ksyc.jp http://www.ksyc.jp/nankin/ 担当者 飛田 雄一(ひだ ゆういち) |