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有事立法と憲法改悪に反対する共同アピールの会・通信・再開2号
2002年4月5日発行
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4月3日の学習会に68人参加
司会の松枝さん(憲法・兵庫会議)の挨拶、佐治さん(神戸松蔭女子学院大学)の主催者を代表しての「共同アピールの会」再会に至った経緯の説明の後、和田さん(神戸大学)から、「有事法制になぜ、いかに反対するのか」と題した報告が行なわれた。報告では、@「備えあれば憂いなし」という議論は、自然災害と戦争などの社会現象を同一視する根本的に誤った発想であり、戦争などの社会現象についてはその発生を未然に防止することに全力をあげることが憲法の指し示す道であること、A日本防衛のため」という議論も全くまやかしであり、アジア・太平洋地域での日米共同軍事行動の新ガイドライン体制の全面的発動へ向けての重大なステップを形成するものであること、B軍事行動を最優先して、地方自治体・国民を軍事行動に動員する法システムを初めて導入するものであり、この道は軍事国家化・管理国家化・治安国家化への道であることなどが強調された。質疑・応答の後、「私たちは日本に戦争をよびこむ有事立法に反対します」と題したアピールが木下さん(兵庫県憲法会議)から提案され、拍手で採択された(後掲)。飛田さん(神戸学生青年センター)から「新聞意見広告」への訴えがされ、松枝さんから次の行動提起がなされた。@このアピールも活用しながら、各団体、職場あるいは個人でまわりの人に反対の訴えを広げていこう、Aさまざまな形で学習会を組織しよう、講師は交通費実費で派遣する、B4月26日の集会(後掲)の宣伝を。最後に柴田さん(神戸YWCA)から閉会の挨拶が行なわれて、それぞれの分野・地域で明日からの行動を胸に抱きながら散会した。
(会場費で3万4千円が集まり、会としての活動資金ができました。ありがとうございました。)
4月26日の市民集会の大枠決まる
学習会の後、世話人以外の人も含めて13人で臨時世話人会が行なわれ、26日の集会の大枠が確認された。
集会名称 「殺すのも 殺されるのもイヤ・有事立法に反対する市民集会」
日時場所 4月26日 午後6時半〜 三宮・東遊園地(終了後元町までデモ行進)
集会内容 国会報告・日本共産党 政党あいさつ・社会民主党、新社会党(すべて要請中)
各団体からの連帯のあいさつ・医療、運輸、自治体関係など
12日の世話人会でより詳細な内容をつめますが、時間がありませんので各団体・個> 人で以上の内容に基づいて各機関紙に掲載いただくとともに、ビラなどを作成して宣伝するようにしてください。
法案の緊急学習会開催
法案の国会上程が1週間ずれて、17日の予定となっています。この法案の学習会を兵庫県憲法会議などが、次の要領で予定しています。
4月22日 午後6時半〜 海員会館第5会議室 講師・西田雅年さん(弁護士)
兵庫共同アピールの会|神戸学生青年センター