<講演会ご案内>

闇に隠された強制連行−知られざる拿捕船の中国人乗員ら

日時 2002年3月14日(木)18:30〜20:30
会場 神戸学生青年センターホール
   (TEL078-851-2760、阪急六甲下車、北東徒歩2分)

講師 塚崎 昌之(大阪府朝鮮人強制連行真相調査団)
   上澤 祥昭(戦没した船と海員の資料館)

参加費 500円

「神戸港における戦時下朝鮮人・中国人強制連行を調査する会」では、中国・韓国での聞き取り調査、神戸市内の強制連行跡地をたずねるフィールドワーク等をかさね、歴史の掘り起こしに努めています。今回は、「闇に隠された強制連行−知られざる拿捕船の中国人」を明らかにすべく、ふたつのポイントで講演会を開催します。
 ひとつは、先年明らかになった中国人強制連行に関する外務省報告書にも記録されていなかった尼崎大日電線(現・三菱電線)の中国人労働者に関することです。昨年、塚崎さんが防衛庁図書館で発見した「昭和二十年九月 移入華人労務者現況調」の「華人労務者送還者名簿」には、拿捕したオランダ船の中国人乗船員を工場労働者として使用したことが記されています。このような使用は国際法上許されることなのか、疑問があります。労働実態の研究もおこなわれていません。
 もうひとつのポイントは、同名簿に記録された神戸大連汽船株式会社の軍用船で就労中遭難した中国人船員のことです。日本人船員ですら強制的に軍用船に乗船させられていた太平洋戦争末期、中国人が自主的に乗り組むとは考えられません。就労実態の解明が急がれます。
 そこで、この二つのポイントに関し、塚崎さん、上澤さんからお話をお聞きして認識を深めたいと考えております。ぜひおこしください。

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6月13日(木)18:30 戦時中、江原道より川崎重工に強制連行された
鄭壽錫さんを韓国より招請して証言集会をひらきます。
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主催 神戸港における戦時下朝鮮人・中国人強制連行を調査する会(代表・安井三吉)

〒657-0064 神戸市灘区山田町3-1-1 神戸学生青年センター内
TEL 078-851-2760 FAX 821-5878
郵便振替<00920−0−150870 神戸港調査する会>
E-mail rokko@po.hyogo-iic.ne.jp
http://www.hyogo-iic.ne.jp/~rokko/kobeport.html

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