<2011年神戸電鉄敷設工事朝鮮人犠牲者追悼会>を開催しました。

 

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とき:2011年10月16日(日)正午

ところ:神戸市 会下山公園 モニュメント前

        (神戸電鉄 湊川公園駅で11時30分集合)

1,追悼会式順  (進行:飛田雄一)

   @開会

   A献花

   B追悼する会代表 あいさつと追悼文朗読  徐根植

   C参列者のスピーチ

   D閉会

        ※参加者全員で記念写真撮影

2,追悼する会懇親会

   @場所:烏ガ原貯水池端    −各自タクシーで移動

      A参加費:¥3000−(ノンアルコール参加は¥2000−)

 

<追悼文>

2011年 神戸電鉄敷設工事朝鮮人犠牲者追悼会 追悼文

 

 本日、16回目の神戸電鉄敷設工事朝鮮人犠牲者追悼会を迎えることになりまし

た。 1996年に神戸電鉄敷設工事に従事し亡くなった朝鮮人犠牲者を追悼するた

め「神戸電鉄敷設工事朝鮮人労働者の像」が建立されました。早いものでもう15年

になります。

 

 犠牲者13名のお名前を紹介します。

 

   故韓啓文氏、趙鳳珠氏、金相燮氏、黄範寿氏、朴鍾述氏、金永得氏 、 姜太

龍氏、朴南槿氏、金鳳斗氏、金東桂氏、李命福氏、姜学守氏、陳南述氏

 

 あなた方は日本の朝鮮植民地支配によって故郷を離れ遠い異国の地である日

本に生きる道を求め渡ってきました。そして、この地で鉄道工事に従事しました。当

時、神戸電鉄敷設工事に、千数百人の朝鮮人が関わりました。工事に従事したのはそ

のほとんどが朝鮮人でした。この鉄道工事は危険で過酷な重労働でした。その上賃金

の未払いや、天引きなどの不当きわまりない行為があり、労働争議も多く、苦難の連

続でした。そんな中、事故も多発し、5箇所の事故で13人が亡くなりました。 新

聞で報道されて重傷者だけでも8人になります。

 

 神戸電鉄は神戸市と周辺地域を結ぶ、主要交通手段として、たくさんの人びとが

日々の生活で利用していますが、朝鮮人の労働と犠牲の上に完成した事実を私たちは

忘れることなく、伝えてゆかなければなりません。

 「神戸電鉄敷設工事朝鮮人労働者の像」に今日まで日本の各地から、韓国から多く

の人びとが訪れ、犠牲者を追悼し、神戸電鉄工事と朝鮮人について歴史的事実を学ん

でゆきました。私たちは二度と再び、人間を蔑視し、差別扱いすることが無い社会を

作るため活動してゆきます。

 

  私たちは、過去の歴史の真実を闇に葬りさることなく真相を後世に伝え、二度と

再び同じ過ちが繰り返されないよう努力します。また日本と韓国、朝鮮両国との友好

関係が更に強められるよう努力しなければならないと決意を新たにしています。

  犠牲者の皆さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

 安らかにお眠り下さい。

                                 2011年10月16日 (日)

                     神戸電鉄敷設工事朝鮮人犠牲者を調査し追悼する会

                      代表 徐 根 植

 

●小畑延子さんから「書」が送られました。

 

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