阪神大震災と六甲奨学基金の設立

阪神大震災と六甲奨学基金の設立

1995年1月17日の阪神淡路大震災で学生センターも給水設備の破損などの被害をうけたが、幸いなことに建物はそのまま使用が可能な状況であった。センターでは、フロン回収などの環境問題へのとりくみとともに、被災留学生・就学生の支援活動に取り組んだ。センターの避難所としての提供、住居の斡旋、生活一時金の支給(一人3万円)、救援物資の配給などを行なった。全国からは多くの募金が寄せられ、767名の留学生・就学生に計2301万円が支給された。一時金の支給は、当時アルバイトをしていた韓国人留学生・鄭燦圭さんの「震災時の留学生・就学生にとって早期に支給される生活一時金は貴重である」という提案に応えたものだった。また、日本語ボランティアの教室が使えなくなってセンターに来られた松岡静子さんの提案を受けてボランティア日本語教室=日本語サロンが発足した。毎週月・土曜日にセンター内でひかられており、生徒とボランティアは年々増え、02年度には52名のボランティア教師が16ヵ国、56名の学習者とマンツーマン形式の授業を行なっている。
全国から寄せられた募金の残高約1300万円から「六甲奨学基金」がつくられた。兵庫県下のアジアからの留学生・就学生に月額5万円の奨学金を支給するもので、96年度より02年度まで、毎年5名計36名(01年度は金子まち子さんの遺族の寄付により6名に支給)に支給している。募金活動の他に「基金クレジットカード」「会社案内プロジェクト」そして今年5回目となりすっかり定着した「古本市」も行なっている。

最終更新日: 2012年01月17日

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